古墳の表面に立て並べるために、粘土で種々の形を作って焼き上げたものが埴輪です。

人物埴輪は男女の服飾を馬形は馬具の用法をそれぞれ具体的にしめして重要な資料になります。


しかも中を空に作るという造形上の制約をのりこえて、おおらかな表現の彫刻作品を生み出している点で、美術史上の価値も高いです。
<馬鐸をつけた馬>

埼玉県熊谷市上中条出土
高さ85cm
 6世紀 東京国立博物館
日本祖語とインド・ヨーロッパ祖語 
-共通語源を探る- 鳴海 日出志 著
The Japanese Protolanguage and the Indo-European protolanguage
-A Search for Common Roots H.Narumi
「日本祖語とインド・ヨーロッパ祖語が共通の祖々語に由来する」という仮説のついて証明するべく、語源のべ2000語の照応則を提示した本です。

今回は著者からの依頼で、6世紀の埴輪を写真からおこして鉛筆とペンだけで描いてみました。
左<原画>右が完成した<本の表紙>です。
下図の<馬鐸をつけた馬>は同時期に描き、ページのなかで使用しました。
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