工業光触媒ユニット

高性能光触媒材料の工業的製造に関する学問的技術的基盤の確立

および触媒化学研究センターの研究成果に基づいた光触媒材料製造の工業化を図る

黒田靖(昭和電工セラミックス株式会社光触媒開発グループリーダー)

気相法酸化チタン製造プロセスの最適化について、工業プロセスにフィードバックするための科学的検討を行うとともに、研究成果を広く公表して光触媒に関する学問的基盤の拡充につとめる。
 2013年度には創成科学研究棟内に気相法酸化チタン合成のベンチスケール装置を設置して合成条件の最適化を行った。今後これを利用した複合型あるいはドープ型酸化チタン光触媒の製造へと展開する計画である。平成25年度戦略的基盤技術高化支援事業「環境汚染ガスを無害化するための先進的な光触媒分解処理システムの開発」に参画した。さらに,光触媒の構造特性の新規測定法としての「逆二重励起光音響分光法」を開発し,北海道大学と昭和電工で特許を共同出願した.

 

連絡先:大谷文章 email: ohtani*cat.hokudai.ac.jp(* を @ に変更してください)