モエレの語源は、アイヌ語で流れの遅い川という意味の「モイレ・ペツ」。モエレ沼は豊平川の度重なる洪水や氾濫でできた河跡湖と考えられています。
189fを擁する公園で雄大な景色を一望できます。
ごみの埋立地だった、いわば打ち捨てられた大地を、世界でも類をみない芸術空間へと再生させた故イサム・ノグチ氏のランドスケープを満喫できます。
ガラスのピラミッド「HIDAMARI」
プレイマウンテン(高さ30b)花崗岩を積み上げた西側斜面は、古代ピラミッドを想像させます。
まさに大地が彫刻されたことを体感できる公園です。
2003年8月ガラスのピラミッド完成時『イサム・ノグチ展』に来札されたダーリング・ブルース先生と同大学の常田益代先生(モエレ沼公園の活用を考える会「モエレ・ファン・クラブ」のメンバー)・山岸みどり先生と訪れました。
10月には日本産業デザイン振興会が主催する2002年度グッドデザイン賞で、公園として初めての大賞を受賞しました。
札幌市東区丘珠町605ほか。
地下鉄東豊線環状通東駅から
市バス東69番・79番にのり
モエレ沼公園東口下車。
行き方の詳細や時刻表はこちら
「ブラック・スライド・マントラ」
「BLACK SLIDE MANTRA」
古いインドの天文台にちなんで名づけられました。
この公園の設計者でもある彫刻家イサム・ノグチの作品は札幌大通り公園西8〜9丁目(道路を廃止して)にある重さ80トンの滑り台でもお馴染みです。
ニューヨークにあるイサム・ノグチ庭園美術館に展示されている模型の実物です。
1986年 ベネツィア・ビエンナーレにおいて発表されたこの作品は1993年10月にここに移設されました。
マントラで
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2003年は好運にも3人の偉大な彫刻家の作品に触れることができました。
安田侃の世界展(6/6〜7/13北海道近代美術館)
レームブルック展(7/5〜8/31芸術の森美術館)
イサム・ノグチ展(ガラスのピラミッド)
三者それぞれに、ジャンルを超え宇宙的でコスモポリタンです。
空間そのものが、自然や宇宙の法則に感応する力にあふれていました。
1,113枚ものガラスを組み合わせた
透明な面の集合体
高さ 3.6m
幅 4m
アフリカ産黒花崗岩