物質変換研究部門

研究室ホームページへ

旧ホームページはこちら    

固体触媒の精密設計と省エネルギー物質変換

教授 村山 徹 

持続可能な社会の実現に向けて,窒素循環や炭素循環に貢献する研究に取り組んでいる.窒素循環に貢献する研究においては,物質変換の立場から省エネルギーで効率よく反応を進行させる固体触媒の開発を目的とし,定置用ボイラーなどの排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を150℃以下の低温で無害化する触媒(NH3-SCR)の開発,悪臭や大気汚染の原因となる低濃度アンモニアを低温で無害化(NH3-SCO)する触媒の開発を行っている.炭素循環に貢献する研究においては,CO2からメタノールに効率よく変換できる触媒の開発を行っている

さらに,金触媒の研究を行っている.金ナノ粒子触媒の開発では,室温でCOを無害化する触媒の開発やその応用研究,反応メカニズム解明の研究を行っている.また,担体を精密設計した金シングルアトム触媒の創製を行い,先端ナノマテリアル創出を物質変換への応用を目的に研究を進めている.