本研究では、窒素ドープ還元グラフェン酸化物（NrGO）と金ナノ粒子（Au NPs）を空間的に分離して配置したモデル電極系を構築し、CO酸化と酸素還元の半反応が電気化学的に連動して進行する「混成電位駆動型反応メカニズム（mixed-potential-driven catalysis）」が、室温でのCO酸化反応において成立することを実験的に示しました。
測定された反応電流や混成電位は、それぞれの半反応の独立な電流−電位特性と一致しており、本機構の有効性を裏付ける結果が得られました。

https://advanced.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/advs.202505994