水の存在によって促進される、混成電位駆動型 CO₂ 水素化によるエタノール合成に関する論文が Chemistry – An Asian Journal に掲載されました。
CO₂ と H₂ からのエタノール合成を対象に、Ru/CoOx と CuPd/C をそれぞれナノアノード／ナノカソードとして用い、微量の水によるイオン伝導を利用した混成電位型反応メカニズムを検討しました。
得られた結果は、複数反応が電位を共有する混成電位駆動メカニズムに基づくエタノール生成を示唆しています。
Mo Yan, Ryuichi Saito, Nuning A. P. Namari, Paul Bappi, Satoshi Hinokuma, Junji Nakamura, Kotaro Takeyasu
“Water-Enabled CO2 Hydrogenation to Ethanol via a Mixed-Potential-Driven Mechanism”