表面分子科学研究部門

固液界面反応動力学の高速振動分光解析と反応制御

（兼任）朝倉 清��　 叶 深　

電極界面（固液界面）をはじめとする種々の界面の構造ならびにそこでの化学反応過程を分子レベルで解析し、応用することを目的に研究を展開している。研究手段として、赤外分光、和周波発生（SFG）分光、走査トンネル顕微鏡、電気化学的手法などを複合化して用いている。

主な研究テーマは、（1）固液界面構造と分子吸着挙動解析、（2）電極表面反応ダイナミクスの高速時間分解分光解析、（3）燃料電池を志向した電極触媒反応機構の解明、（4）機能性有機超薄膜の構築と構造・機能解析、（5）SFGによる有機超薄膜の構造解析、（6）バイオポリマー表面における水素結合と生体適合性との相互、などである。

当研究室の研究の特徴は、反応が進行している界面をリアルタイムに追跡するところにある。表面増強赤外分光という超高感度表面分光の開発がそれを可能にしている。